2011年3月25日金曜日

ブログ再開

 東日本大震災の後、レジャー産業の自粛の流れや度重なるメディアの報道、身近な人の事故など、色んなことが重なってテンションを維持するのが困難になっていた。

自分に出来る事は何なのか?自問自答の日々を送っていた。

滑りに行く気にもなれず、メディアに釘付けの毎日は僕自身の心や体も蝕んでいった。

しかしそんな中、強烈な寒波の知らせが届く。

部屋の中からしんしんと降り積もる雪を見ていると、力がみなぎるようだった。

もちろん滑りたい気持ちは強かったが、それよりもレジャー産業の衰退、日本全体が元気がなくなってしまうようで心配だった。

僕ら現場の人間は楽しむことで、その気持ちを連鎖させていければ。

そんな気持ちだった。

久しぶりにゲレンデに行くとあまりの人の少なさに愕然としたが、いつもの顔は集結していた。

みんな各々の考えのもと集まってきているのは顔を見れば一目瞭然だった。

そして、久しぶりのPOWDERはみんなの心を癒してくれた。

最高の時間を提供してくれた八方にいつも以上に心から感謝した。

次の日はコルチナ、そして乗鞍若栗、八方無名沢。

POWDERを追いかける日々は本当に幸せだった。

これはコルチナ国際【ウサギ】




振り返れば前のターンのスプレーがまだ残っている。

良質のPOWDER。



この入り方が好きだったりする。

そして一緒に滑っていたTOMOKI君の快心の1コマ。




撮っていて気持ち良かった。


これからも自問自答の日々は続く。

自分の出来ることを少しずつ。

みんなが笑顔になれる日を願っています。

2011年3月11日金曜日

コルチナ散歩

 昨日からの降雪は八方で30センチ程。しかし風の影響を考慮して今日はコルチナヘ。

大正解だった。

ここ最近の雪とはまったく違う、トップシーズンに戻ったようだった。

少し外人が減った気もするが、相変わらずの大盛況。

なじみの顔が集結していた。

しかし今日はコルチナ散歩。一人でゆっくり滑り始めた。

競争率の高そうなところはなるべく回避。

静かな場所へと入っていった。

ターンするたびに上がるスプレーは誰が見ても良質な雪であることを物語っていた。

するとみるみるうちに天候も回復。

癒しに必要なものがすべて整った。

静かな林の中からオープンバーンへ。

途中友達と合流。さらに楽しさが増した。

最後の2本、いつもタイミングの合わないヒデ君と遂に合流。

シークレットポイントに案内してもらい極上のPOWDERをいただく。

本当に最高だった。

その後みんなが帰宅。

僕はというと、おかわりを求めて再度シークレットポイントへ。

コルチナ散歩は究極の癒しと極上のPOWDERで幕を閉じた。

明日は八方の状態も気になる。

久々に186の怪物で暴れまわるのもわるくない。

2011年3月4日金曜日

割れまくり。

 先週の土曜日、白馬栂池高原スキー場にてSplit Boardのイベント『割れまくり』が開催された。

最近うわさのSplit Board。 協賛メーカーも多数参加。

興味があったので参加することにした。

ホームゲレンデの八方と違いユーザーの年齢層がやたら低い栂池はカラフルなウェアで溢れていた。

目をチカチカさせながらゴンドラに乗り込もうとすると目を疑うような長蛇の列。

結局会場に着いたのはスキー場到着から1時間半後だった。

会場に着くと周りとは明らかに違うマニアックな集団が大人な盛り上がりをみせていた。


各メーカーから展示用、試乗用の板も集結。

中でもMoss SnowstickのYASUさんの板はこだわりに溢れていてとても興味深かった。

自分で切ったと言うその板は、パーツの位置から独自の軽量化までYASUさん好みにカスタムされていた。

まさに大人の遊び道具。



いくつか試乗させてもらったが、意外と違和感無く乗ることができた。

山での可能性を更に広げてくれるSplit Board。

好奇心をくすぐるいいイベントだった。